朝日小学生新聞で中学受験対策!実際に受験した経験から効果を解説します

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中学受験に向けて、無理なく学習習慣を作りたいと考える親御さんは多いはずです。

語彙力や読解力、時事問題への理解も求められる中学受験では、教科書だけではカバーしきれない部分があります。

そこで役立つのが子ども向け新聞です。

今回は、実際に朝日小学生新聞を購読している我が家の受験経験をもとに、気軽に取り入れられる活用法をご紹介します。

中学受験と新聞活用の関係

学校の風景

中学受験を控える家庭で、新聞を読む習慣は意外なほど力になります。

単なる読解力だけでなく、物事に気づき、自分なりに考える力も育まれると実感しています。

長文や文章題が増える受験において、日々の新聞は実践的な学びの場になると思います。

また、社会の出来事や新しい言葉に触れることで、語彙力や知識の幅も自然に広がります。

読解力だけではない「気づく力」が育まれる

新聞を読むことで、文章の理解力や読解力が自然に身につきます。

中学受験では長文問題や文章題が増えますが、新聞記事は情報が凝縮されており、要点を読み取る練習に最適です。

我が家の子どもも、毎日全ての紙面を読んでいたわけではありませんが、気になるトピックに目を通すだけでも読む力が少しずつ身についていったと思います。

また新聞やニュースに触れることで、子どもは自然と社会に興味を持ち、考える力が育ちます。

毎日少しずつ記事を読むだけで、知識を増やすだけでなく、「こういうことがあるんだ」と気づき、自分で考える習慣が身についていきます。

受験に関してはこの「考える力」「気づく力」が非常に重要だったと感じています。

受験科目に作文があったため、自分の意見を整理し、文章の構成を考えて書く必要がありました。

新聞でさまざまな切り口の記事に触れることで、考え方の幅や表現の参考になり、作文力の向上にもつながったと思います。

語彙力と知識の幅が広がる

新聞を読むことで、自然に語彙力や知識の幅も広がります。

興味のある記事を読むだけでも新しい言葉や社会の出来事に触れることができます。

朝小新聞はすべての漢字にふりがながふってあるので読めない語句は出てきません。

これが何気に漢字の確認になって良かったです。

小学校低学年の兄弟も問題なく読めています。

時事問題対策に直結する

新聞を活用することで、時事問題対策にもつながります。

我が家では子どもが中学受験をすると決めた小学5年生の時に購読を開始しました。

朝小新聞の購読を決めたのは「時事問題対策」の一択です。

受験科目の作文だけではなく、理系問題も文系問題も時事問題を絡めた複合的な問いが多かったため、時事問題対策は必須でした。

朝小新聞は子ども向けにニュースを分かりやすくかみ砕いて整理してくれているので、無理なく最新情報に触れられました。

小学生の“知りたい”を育てる新聞+【朝日小学生新聞】

朝日小学生新聞とは?

勉強風景

子ども向けにわかりやすく構成されている

朝日小学生新聞は、子どもが読みやすい工夫がいっぱいです。

記事の文章量も高学年であれば無理なく読める量でイラストや写真も効果的に使用されている印象です。

我が家の子どもは学校⇒塾⇒帰宅後宿題の繰り返しで、あまり時間はありませんでしたが、まんがや短めの記事を中心に読んでいました。

毎日少しずつの積み重ねがだんだんと知識の引き出しになっていったと感じます。

毎日掲載される「ニュースあれこれ」は朝日新聞に掲載された記事を小学生向けに分かりやすく解説したもので、大人が読むにもちょうどよく、我が家でも重宝しています。

人気コラムの「天声こども語」は朝日新聞の「天声人語」の子ども版で、短くまとまっており忙しい子どもにも読みやすく、作文力向上につながったと思います。

受験対策の記事が充実

低学年向けには興味を引く内容、高学年向けには時事問題や記述対策の記事があり、中学受験を意識した構成になっています。

子ども向け新聞は他にもありますが、中学受験対策=朝小新聞の印象があったので我が家では最初から購読するなら朝小と決めていました。

「読み×書き 天声こども語」では作文の書き方のポイント解説があったり、実際の受験対策に直結するコーナーも充実しています。

受験関係の広告も多い印象です。

紙版とデジタル版の両方で活用できる

紙版とデジタル版の両方を、学習に活用できます。

タブレットやスマホでの閲覧も可能なので、家庭学習の幅や柔軟性が高まります。

我が家では紙媒体に慣れることも新聞購読の理由だったため、デジタル版は利用しませんでしたが、移動時間や隙間時間がある方なら有効活用できますね。

デジタル版の特徴として、私がいいなと思ったのは、過去一年分の記事をキーワードやタグから検索できる機能です。

気になる記事はブックマークで保存することができるのでいつでも見返すことができます。

また動画で楽しむニュースもあり、子どもの理解定着には大変有効だと思いました。

1アカウントで4台まで使えるのでスマホやタブレットなど、家族で共有できますね。

紙媒体ですと、毎日届くので気になる記事があってもなかなか保管しておくのが難しいです。

これはデジタル版ならではの機能ですね。

項目紙の新聞版デジタル版(朝小プラス)
発行形態毎日発行(宅配)オンライン配信
ページ数8ページ
月額(税込)2,100円1,900円
特徴・備考自宅で紙面を確認。家族での共有や音読教材に最適。スマホ・タブレットでいつでも閲覧可能(4台まで利用可)。
外出先で便利。

実際に受験した我が子の体験談

母

受験するのに、新聞とってて良かったと思う?

子ども
子ども

分からない

でも、ないよりはいいかな

正直な回答でした。

親としてはちょっと複雑な気持ちですが💦

本人は勉強のつもりで新聞に目を通していたわけではありません。

朝ご飯を食べながら、学校から帰宅しておやつを食べながら、テーブルにある新聞をめくっていた程度でした。

でもこの「勉強じゃない」感覚で日々のニュースを少しずつ吸収していったことが結果的に良かったのではないかと思っています。

新聞を読んでいたおかげで合格できたとは言えませんが、読むこと・書くことの土台形成には役立ったと思います。

中学受験は膨大な量の文章を読む”脳の体力勝負”です

大量の文章を前にしてもひるまない、「慣れ」が必要です。

日々新聞に触れることは、その慣れのいいトレーニングになったと思います。

これだけでも、新聞を購読したかいがあったと言えます。

読解力と語彙力の底上げに役立った

中学受験では、読解力と語彙力の差が合否を分ける大きなポイントになります。
新聞を読む習慣は、この2つを同時に伸ばせる効果的な学習法だと思います。

長文記事や時事ニュースに日常的に触れることで、文章の構造を自然に理解でき、新しい言葉や表現にも出会えます。これは、国語だけでなく社会科や記述問題にも直結する力となります。

我が家の子どもは受験で作文が必須でしたが、当初は「型」を暗記して書くだけでした。

そこで新聞を活用したところ、よく出てくる語彙や言葉の使い方を参考するようになり、表現の幅が広がりました。

新聞を活用することで、読解力・語彙力の底上げと時事問題対策を同時に進められる──これが中学受験において新聞が強力な武器になる理由です。

時事問題対策として活用

中学受験では時事問題対策は避けては通れません。

我が家でも、まさに「時事問題対策」を目的に新聞購読を始めました。

子どもは学校や塾で忙しく、毎日すべての記事を読む余裕はありませんでした。

それでも、朝食のときや隙間時間にパラパラと記事を眺めるだけで、「このニュース見たことある」

「模試で似たような問題が出た」といううっすらとした記憶が積み重なっていきます。

この感覚が、文系問題や作文問題で思い出すきっかけとなり、受験に役立ったのではないかと思います。

毎日少し触れるだけでも、自然に知識が蓄積し、学習の幅が広がる──これが新聞を時事問題対策に取り入れる大きなメリットだと感じます。

学習習慣の定着に貢献

新聞を読む時間を決めて習慣化することで、学習リズムの土台になります。

我が家では朝ご飯の時間とおやつの時間が主な新聞時間でしたが、朝ご飯の時間に新聞を読むことで一日が始まるスイッチが入っていたような気がします。

といっても一面の4コマ漫画だけの日もありました。

親がニュース記事から簡単なクイズを出したり、『この漢字書ける?』と声を掛けたり、しつこくならない程度のやり取りを心がけていました。

子どもが自分のペースで記事を読むことが学習習慣の定着において重要だと感じます。

【朝日小学生新聞】

朝日小学生新聞の活用法まとめ

子どもが自分のペースで読みたいところを読む。

気軽に新聞に触れる環境をつくることが大切だと思います。

漫画や短い記事を楽しむだけでも語彙力や読解力が身についていきます。

しかし、劇的に何かが変わるわけではありません。

気楽に続けることで、少しずつ力がついていくものだと感じます。

我が家は一番上の子どもが小学5年生時に朝小新聞の購読を開始し、当時は受験が終わるまでの2年間のつもりでいましたが、結局今年で購読5年目になります。

今では下の兄弟たちが中心に読んでいます。

気軽に続けるうちに、子どもの力は少しずつ伸びていきます。

新聞を囲む何気ない時間が、家族の会話や学びのきっかけになります。

無理なく続けられることが、一番の魅力ではないかと思います。

よくある質問とその回答


Q
学年から購読しても意味がありますか?
A

低学年からでも意味があります。漫画や短い記事を楽しむことで、文章に慣れ、語彙や興味の幅を自然に広げるきっかけになります。朝小新聞は全ての語句のふりがながふってあるので漢字に強くなります。読む習慣が身についていることは受験において非常に大きなアドバンテージになります。

Q
中学受験を目指す場合、どの学年から新聞を取り入れるのがよいですか?
A

中学受験を視野に入れているなら学年に関係なく数カ月でも購読されることをおすすめします。子どもの反応をみて継続するかどうか判断されてもいいと思います。学年問わず子どもがニュースに興味を持てるよう工夫されています。絵や写真が豊富で、日々のニュースだけではなくスポーツやまんが、読者の投稿欄などが満載です。我が家は受験を決めた5年生から購読していますが、下の兄弟も一緒に読んでいます。もっと早く購読を開始しても良かったなと思っています。

Q
新聞の購読を始めたら、どのくらいの頻度で読めばよいですか?
A

毎日5分でもいいので読めると理想的です。しかし我が家では毎日は読めませんでした。週に数回でも十分だと思います。大切なのは子どもが自分から興味を持てる記事に触れることです。少しずつの積み重ねが国語力の土台になります。

Q
新聞の内容をどのように定着させるのがよいですか?
A

無理にまとめなくても、気になった記事を話題にするだけで定着に役立ちます。自然に興味を持つ範囲でニュースに触れることが効果的です。気になった記事や、受験に役立ちそうな記事をスクラップして活用する方法もありますが、我が家はそこまで手が回らなかったです。受験生はとても忙しく、新聞は毎日届くので全ての記事に目を通すのも大変になってきます。面白そうな記事を話題に親子で会話するだけでも十分です。

Q
新聞購読を続けるモチベーションが低い場合はどうすればよいですか?
A

無理に毎日読ませず、興味のある記事や短めのコラム、まんがなどを中心に読むようにすると自然に継続できると思います。楽しむ感覚が学習意欲につながります。我が家も購読を開始した当初、子どもが全く読もうとしなかったため、しつこく読むよう強要してしまったことがあります。自分も反省しその後は子どもが読みそうなまんがをすすめたり声掛けの仕方を変えました。下の兄弟は今のところ漫画中心ですが、それでいいと思っています。読む習慣は将来的に大きな財産になります。

まとめ

朝日小学生新聞を購読して5年になります。

毎朝届く新聞が、我が家のニュースアンテナを随分向上してくれました。

日々のニュースをとても分かりやすく解説してくれるので、大人が読むにも重宝しています。

子どもより先に夫婦で読んだりして…

5年間購読してみて思うことは、ニュースは”生もの”だということ。

今日のニュースは明日には過去のものとなり、明日にはまた新しいニュースが届きます。

毎日新鮮なニュースをフレッシュな気持ちで受け取ることができる。これが新聞を購読する醍醐味だと思います。

一面に載っている写真やイラスト、図解やグラフを見ているとわくわくしてきます。

手が届くところにいつも新聞がある環境は子どもへの大きな投資になります。

子どもの学力の土台作りに、活用してみてください。

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