ドラマ『天狗の台所』Season1概要
あらすじ
ドラマ「天狗の台所」は、ニューヨーク育ちの少年オンが、14歳の誕生日を迎える直前に、自分が天狗の末裔であることを知るところから始まります。天狗の家系には、14歳の1年間を日本で隠遁(いんとん)生活を送るというしきたりがあり、オンは兄の基(もとい)と共に田舎での生活を始めます。
都会の便利さに慣れたオンは、最初は田舎の不便さに戸惑いを感じますが、次第に自然の美しさや農業の楽しさに魅了されていきます。
兄の基は、天狗の力を持ちながらも普通の人間として生活しており、オンに農作業や料理の技術を教えます。
二人は季節ごとの収穫や料理を通じて絆を深め、オンは次第に天狗としての自分を受け入れていきます。
このドラマは、自然と共に生きることの大切さや、家族の絆を描いた心温まるストーリーです。
オンの成長と共に、視聴者もまた、スローライフの魅力を感じることができるでしょう。
主なキャスト
- 駒木根葵汰(こまぎねきいた) as 飯綱基(いづなもとい)
- 塩野瑛久 (しおのあきひさ)as 愛宕有意(あたごゆい)
- 越山敬達 (こしやまけいたつ)as 飯綱オン
- 浅茅陽子(あさぢようこ) as 飯綱式子:基、オンの祖母
- 原田泰造 as エリス・ウィルソン:基、オンの父
- 渡辺真起子 as 一乃飯綱・ウィルソン:基、オンの母
- 本田博太郎 as 愛宕 連太郎:有意の祖父
- 角田 晃広[東京03]as むぎ(声)
- スピカ as むぎ
- 白鳥 晴都 as 基<少年時代>
- 市村 優汰 as 有意<少年時代>
放送日と主題歌
2023年10月5日(木)スタート 毎週木曜23:00~23:30 ※全10話
主題歌 「人人」折坂悠太
視聴者が絶賛する理由
日本人の心の中にある原風景
ドラマ「天狗の台所」と言えば、四季折々の美しい日本の風景と、それらを生かした丁寧な料理の描写が印象的で、五感が刺激されます。
静かだけど迷いなく淡々と描かれる彼らの生活に心が洗われます。
食材を切る音や、風の音が心地よく、日々の生活の大切さを改めて感じさせてくれました。
田舎生活の経験がなくても日本人なら誰もが懐かしいと感じる原風景がみずみずしく描かれています。
魅力的なキャラクターと役者の演技
主人公:基 駒木根葵汰
主人公の基は、料理に対する情熱が尋常ではありません。
食材を吟味し、最高の調理法を追求する姿は、見ている私たちにも「食」に対する意識を高めてくれます。
彼の「白ワイシャツ&黒パンツ」という不変のスタイルは、揺るぎない芯の強さを象徴しているように感じました。(笑)農作業も白シャツ&黒パンツ!
物静かでクール。言葉と笑顔は少なめですが、優しくオンを見守る兄を演じるのは駒木根葵汰さん。
キリっとした端正な顔立ち、どこまでも真っ直ぐな姿勢。凛とした佇まい。
駒木根さんの所作がとても美しく無駄のない動きに見入ってしまいます。
スタイルがよく、ユニフォームの白シャツ黒パンツが良く似合います。
料理のシーンが丁寧に描かれているドラマでそこまでセリフ量が多くありませんが、声がいい!
落ち着いた役柄にぴったりの声のトーンで、一日の終わりに見るとほっと心が安らぎます。
出演作が途切れない駒木根さんですが作品ごとに全く異なる姿を見せてくれます。
「君とゆきて咲く」では和装を披露されていますが、着こなしの美しさ、目力の強さ、漂う品格の高さと、これは大河ドラマあるなと思いました。今後が楽しみです。
👇「伝説の頭 翔」で披露されているアクションシーンですが、空手を習っていただけあってキレキレの身のこなしです。最後に投げられたカメラマンさんは無事なんでしょうか…
これがあの清く正しく美しい基と同一人物だとは… 役者さんて本当に凄いです。
\ 最終回放送まであと2日 /#伝説の頭翔 最終回
— 金曜ナイトドラマ「伝説の頭(ヘッド) 翔」 (@densetsu_sho) September 4, 2024
9月6日(金) よる11時15分!
(一部地域を除く)
《グランドクロス》メンバー#丸川敦 役 #駒木根葵汰 さん
第7話にてちょっとしかお見せできなかったアクションを大公開‼️
最終回がもっと楽しみになる!?
第7話はぜひTVerで👀https://t.co/1KVSSmOS5Z pic.twitter.com/5RiG6lTiec
基の弟:オン 越山敬達
ニューヨーク育ちの弟・オンとの関係性も魅力的です。
最初はぎこちなかった兄弟ですが、共に過ごす中で少しずつ心を通わせていく様子は、見ていて温かい気持ちになります。
都会っ子でゲーマーのオンを演じるのは越山敬達さん。
2024年9月には初主演映画「ぼくのお日さま」が公開。この作品は第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、注目が集まっています。
俳優業の他、EBiDAN NEXTでのアーティスト活動や「ニコ☆プチ」でメンズモデルを務めるなど幅広く活躍中です。
「天狗の台所」でも思春期ならではの心の揺らぎをみずみずしく演じておられます。
基の幼馴染:愛宕有意 塩野明久
不器用兄弟のパイプ役としてなくてなはらない存在が基の幼馴染、有意です。
空気を読めない風でしっかり読んでるできる男。
兄弟の間をしっかりとりもってくれる良き理解者。
普段はサラリーマンとして働き会社のキッチンで栗ご飯を炊いちゃう料理男子。
演じる塩野瑛久さんは劇団EXILEのメンバーで数々の作品に出演してらっしゃいます。
見目麗しき天皇から
のほほん穏やかゲイや
バキバキヤンキーまで何でもこなせる万能選手!
見事なまでのカメレオンっぷりを発揮されています。
「かしましめし」を見た時、この役者さん演技上手いなぁと思いました。
4話でずっと振り回されていた彼氏に思いを伝えるシーンが素晴らしい…
美しいビジュアルに話題が集まる俳優さんですが、注目されるべきはその演技力の高さだと思います。
現在大河ドラマ「光る君へ」に出演中ですが、朝ドラでも見たい俳優さんです。
ドラマで特に印象に残った点
- 映像美: 美しい日本の四季と、丁寧に作られた料理の映像は、まるで美術館を歩いているような感覚。
- 基のキャラクター: 食に対する情熱と、不変のスタイルを持つ基は、魅力的なキャラクター。無駄のない基の所作が美しい!
- 兄弟の絆: 異なる環境で育った兄弟が、共に過ごす中で成長していく姿は感動的。
- スローライフの描写: 忙しい現代社会において、改めて「生きる」ということの意味を考えさせられる。スローライフはスローにあらず!憧れる生活スタイルだけど、自然の厳しさと常に隣り合わせ。「覚悟」が必要だと教えてくれる。
このドラマの素晴らしいところは、ただ美しい風景や美味しい料理を見せるだけでなく、登場人物たちの心の動きを丁寧に描いている点です。
役者さん達の説得力ある演技に惹かれ、毎話あっという間に終わってしまいます。
各話感想
1話
寡黙な兄とNY育ちのゲーマー弟 兄弟だけどほぼ初対面 兄をあの人と呼ぶ弟
畑仕事を白シャツでやってのける基
ジェノベーゼソースで食べるナスとチンゲン菜の水餃子、レモンバームのハーブティーが美味しそう!
手作りの餃子の皮が見るからにモチモチつるつるで光ってる 夜見るとお腹が減って辛い
2話
もう一人の美しき天狗の末裔、基の幼馴染でサラリーマンの愛宕有意登場
14歳の時に一緒に隠遁生活を送った仲
イケメンで陽気なキャラ、基とは正反対の性格
得意料理の唐揚げのおむすびをふるまう。
お米はかまどで炊く 炊飯器ないのか…
炊き立てのお米を素手で握るってすごく熱い しかも揚げたての唐揚げを具にするとは…
役者さん大変
3話
かぼすのマーマレードを作る基 なんて丁寧な暮らし
ケーキが食べたいオンのためにかぼすのパウンドケーキを作ってあげる基
言葉は少ないけどすごく優しいお兄ちゃん
苗の水やりを忘れてしまったオン そのことで基に𠮟られ始めて衝突する兄弟
喧嘩できて良かった
喧嘩して出て行ったオンを心配して血相変えて慌てふためく基
こんな風に感情あらわにすることもあるんだな
クールな誇り高き天狗青年が初めて見せる人間味溢れるシーン ちゃんと謝って偉いぞオン
オンが作る白菜と豚のピェンロー鍋が美味しそうすぎる…
4話
暑い夏に熱々の鍋焼きうどんを食べながら、隠遁生活が終わっても日本に残りたいと祖母に伝える14歳の基
目に涙をいっぱいためてうなずく祖母がとても嬉しそうでもらい泣き いい子や…
それにしても14歳の基はオンに比べるとかなり大人っぽい
七輪で焼くとうもろこしが匂いまで伝わってくるようで一緒に夏を満喫
クライマックスはドラム缶を器用に転がす愛宕有意
5話
山で足をくじいたオン 優しく手当をしてくれる兄基に徐々に心を開いていく
そしてついに 「兄ちゃん」と呼ぶオン!
嬉しすぎて庭のブランコブンブンこいじゃう基が可愛い
会社の台所で栗ご飯を炊く愛宕有意
オフィスでは眼鏡男子 いいぞ
6話
温泉シーンで基の背中から羽シーン
オンはeスポーツ選手になりたいのか
オンの背中に羽の文様を見た基
川辺の温泉に湯治に行く2人 温泉後に食べる桃のアイスが美味しそうで美しくてたまらない
村のご近所さん達に出すお稲荷さんが宝箱のようにキレイで溜息
7話
気遣いの男 愛宕有意 オンの背中に現れた羽のあざをめぐり再びぎくしゃくしだした兄弟を思ってか
寺に誘い出す
寺から帰った兄弟は あまりの空腹に抜群のコンビネーションで料理を作る
ゆで塩豚を使ったチャーハンがめちゃくちゃ美味しそう ぎくしゃくどこへやら さすが愛宕有意
オンの名付け親は基だったんだ・・・
赤飯&栗入りグリルチキンのクリスマスディナー
オンは手作りブレスレットを基にプレゼントする いい子や…
基からは手編みの靴下 羽のことでオンを心配しながらも優しく見守る基
8話
NYの友人たちとビデオ通話してピザが食べたくなるオン あと3ヵ月でNYに帰るのか?
背中のあざが濃くなってる? 不安が募るオン 大丈夫だと言ってくれる基
その言葉 一番聞きたかったよね
基はアスパラガスの春野菜ピザを焼いてあげる
基の優しさが嬉しいオン・・・
兄弟の距離がさらに近づいた8話
9話
オンの背中に羽の文様が現れたと聞き日本に両親がくる
基は両親と14年ぶりの再会
14年ぶりて…
父親と基はお互い敬語 何だかよそよそしい 漂う距離感 もしかして血がつながってないのかな?と邪推したが、間違いなく血のつながった親子だった
原田泰三演じる父親 物腰が柔らかく優しい
縁側で話す父親と基 「オン君のことも基君のこともいつも思っているからね」
涙涙涙
ホッとした ちゃんと基のことも想っていてくれて良かった
お母さんのチェリーパイ
シャツの一番上のボタンまできっちり閉める父親と基
自由でラフな雰囲気の母親とオン
高熱を出した翌朝、オンの背中にあった文様は消えた
家族の繋がりにぼろぼろ泣いた9話 デトックスにおすすめ
10話
隠遁納め 一年間お世話になった村の人々に感謝の気持ちを込めて舞を披露する
もうすぐ隠遁生活も終わり NYに戻るのか 日本に残るか 悩むオン
羽が生えずホッとしたような、でもどこか寂しそうなオン
隠遁納めで出された料理は村で採れた食材だけで作られている
派手さはないが様々な食材が確かな存在感を持ちお互いを引き立て合っている
それがこの村の良さ 自分が暮らした場所を深く知ることができればどんなところへいってもその土地の良さを知ることができる
オンにも自分が豊に実る場所を見つけて欲しい
ドラマも派手なエピソードはなく、淡々と日々の生活が描かれていて
1人1人個性は全く違うのに絶妙なコンビネーションで互いを支え合って生きている
日本で過ごす最後の食事はオン特性のスパイスカレー 自分が育てた野菜を使った枝豆入りのさらさらカレーは見ていてお腹が減ってくる
自分が豊に実る場所を見つける と基に約束してNYに帰っていくオン…
オンの成長が微笑ましく 優しく見守る基が頼もしく 兄弟のパイプ役バランサー愛宕有意が暖かい
心と五感が満たされる当たりドラマだった
SNSでの反響
天狗の台所の圧倒的な映像美に毎回やられる
お料理が美味しそうなのはもちろん、料理中の映像も綺麗でみていて楽しいです。基さんの所作が美しい。兄弟のぎこちない距離感が少しずつ縮まっていくのが丁寧に描かれていて毎回あたたかい気持ちに。
天狗の台所は、とにかくセリフも少なくて静かなのがいいね。色調もいい。あと、ご飯がたまらなく美味しそうなんだよなぁ…
このドラマの余韻はとても心地よい
この兄弟が本当に尊い。基兄ちゃんがオンくんからのクリスマスプレゼントずっと着けてるのもいいし基さんの声も落ち着いてていいな。続編待っています
Season2放送決定
2024年6月24日、待望のSeason2放送決定が発表されました。
ドラマ終了後には続編を期待するファンの声も多く、美しい天狗の末裔たちに再び会えるニュースに期待の声も高まっています。
放送は2024年10月、キャストもそのまま、1年経った彼らがどんな姿を見せてくれるのか楽しみです。
SNSの反響
やったー🙌今年のドラマでイチバンの楽しみ
また、癒される美味しいドラマをとても楽しみにしています。😍
待ち通しいです。
成長したオン君に会えるの楽しみです
BGM含めこのドラマ特有の雰囲気が大好きです🍃🌿🌳🌲そして深夜に観る飯テロ最高🤤あそこからまだ続きがあるなんて楽しみしかない!
まとめ
ドラマ「天狗の台所」は、大きな事件は起きないけれど老若男女問わず楽しめる作品です。
都会っ子のオンが田舎生活に奮闘する姿を通して、日本の四季の良さを改めて実感することができます。
日々の生活にお疲れ気味の方、家族の絆や成長を描いた作品が好きな方、美しい映像と丁寧なストーリーをゆっくり楽しみたい方におすすめです。
嫌な登場人物が出てこない、また衝撃的な事件が起こるわけでもなく、視聴する側の精神状態を気にすることなく安心して見られるドラマです。
Season2で彼らがどんなライフスタイルを見せてくれるのか、楽しみに待ちたいと思います!